凹む。

2002年8月3日
10時少し前に起床。家の電話と携帯の2台攻勢で松尾
スズキさん作・演出の『業音』のDM優先予約の電話を
掛け捲った。チケぴの窓口でも直接購入出来たん
だけど、昨晩の直江嬢との打合せの中で「あまり
かぶりつきで観たい役者も居ないので、観れれば
いい感じじゃない?」との結論に至り、電話予約を
選んだ。

しかし全く繋がる気配なし!マシーンと化し、とに
かくリダイヤルの連続を57分ほどしていたら遂に
繋がった。とりあえずチケットの予約が完了しまし
たよ。しかし席は期待出来そうもないな…月曜日に
帰京した時に羽田空港内のチケぴで発券しましょう
かね。後は公演に合わせて帰京出来るかどうかか
問題だわ…

それから軽く死亡。やはり虫が飛んでいる。もう頭
が変になりそうだ。アル中の人が「虫が飛んでる〜
」とかってトリップしちゃうのと一緒?と不安に
感じつつも、ちゃんと潰すと赤い血が出るのを確認
出来てるから確かに虫なのだ。

殺虫剤を片手に今日も死闘を演じながら、作家さん
からの台本メールを待った。途中で作家さんから
相談の電話が入り、色々とアイディアを出しつつ
なんとかまとめて頂ける方向に持っていった。

18時を過ぎて、ようやく台本メールが届き、早速
リライトして、レンタカーの給油をして、返却し
局に着いたのが20時前だった。企画で二人羽織りを
するんだけど、その羽織り探しに難航しているAD
さんでしたが、レンタカー会社から局に戻る途中で
局の入ってるビルの1階に着物のリサイクルショップ
がある事を思い出して、その店に行き事情を話すと
明日までに二人羽織りに適した羽織りを探してくれ
るという約束をしてくれた。灯台下暗しですわね。

それから台本コピーをし、カンペを書いていると
ADさんが出先から戻ってきた。諸々の確認事をして
いるとADさんの携帯が鳴り、深刻そうな話をし始め
た。どうやら素人の出演者がドタキャンしてきた
模様。どういう対応を取るか静観していたら、実に
成長したというか毅然とした態度を取っていたので
ちょっと嬉しくなった。

結局一旦電話を切って状況を報告されたので「もう
2度と応募してくんなって言ってやれ!」と指示を
出し、代替案を考え始めた。

思いつくままにADさんに連絡を取らせ、なんとか
最近よく出てもらっている名物キャラになりつつ
ある高校生の女の子に連絡がつき、スケジュールも
空いてて、偶然にもバックボーンがあったので即決
で出てもらう事になった。ツキがあるんちゃうの?

それから台本を作り直したり、司会さん用の資料を
作ったり、諸々の確認事を済ませて、24時過ぎに
帰宅。やはり虫がいる…かなり凹む。退治しつつ
シャワーを浴び、明日の収録に備える私であった。

今一番不安なこと。それは明日の収録でもなければ
帰京する月曜日の飛行機に乗れるかでもない。帰京
後の11日に部屋の中がどうなってるかってこと…
部屋の扉を開けたら虫だらけだったら、そのまま
空港に引き返すかも知れない。どないなっとんねん
この部屋!


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