新春浅草歌舞伎。
2003年1月8日今日は『新春浅草歌舞伎』を観る為に愛車で
浅草に向かった。家を出るのが遅くなってしま
い、直江嬢との待合せ時間に間に合わないと
途中で判断し、その旨をメールで送信。道中で
休憩時間に食べる昼食を調達しようと思ってた
のに無理そうなので併せて「浅草公会堂で何か
食べ物は買えそうか?」と質問すると、直江嬢
から電話があり「スティックおにぎりがある
けど買っておく?」と有難いお言葉を頂き、即
お願いした。申し訳なかね〜。
11時開演にギリギリ間に合い、座席に滑り込ん
だ。端っこだけど3列目。実質、前2列はない
ので観やすい感じだったけど、花道からは遠い
から差し引きはゼロってやつかしら。その花道
に紋付姿の中村獅童くん登場!思わず「カッコ
いい〜」と呟いてしまいました。幕前にご挨拶
があって、後で知ったのですが、役者さんが
日替りで務めるらしくて、ラッキーなことに
獅童くんの日だったんですね。ご挨拶に出て
来る以外はスッピンを観る機会はないので実に
ラッキーでした。
以前から歌舞伎に興味は持っていたものの、
どうも敷居が高くて観る機会がなくて、今回が
初めての歌舞伎観劇です。動機は「生・獅童が
見たい」という単純なものだったんだけど
それでも多少ビビってるところがあったから
早くも欲望が達成出来て、緊張感が少しだけ
ほぐれた気がしました。
軽く客をいじったりして盛り上がったファンキ
ーなご挨拶の後、いよいよ第一幕。‘菅原伝授
手習鑑’という演目の一幕。まず驚いたのが
セットと衣装の豪華さ。眠気を一気に吹き飛ば
すまばゆさでした。なんとかストーリーを理解
しようと台詞や動きに集中して真剣に観ており
ました。正直、ところどころわかんない部分も
あったけど、なんとなく筋は掴めたかも。つく
づく中村勘太郎はお父さんにそっくり!と思い
ましたね。遺伝子って怖い〜。
で、休憩。ロビーに出てみると役者さんのブロ
マイドとか売ってて、もちろん獅童くんのも
あったけど、なんか生々しくて買う気になれな
かった。とりあえず筋書き本だけ買って、座席
に戻って軽く読んでみた。残りの二幕分のあら
すじを頭に入れて、いざ二幕がスタート。
第二幕は‘奴道成寺’。七之助がメインで踊り
まくりの演目で実に艶っぽかったな〜。同じ
兄弟でも勘太郎は男顔だけど、七之助は女顔
っていうのが不思議ね。でも細い身体で躍動感
溢れる踊りは圧巻でした。軽く感動…
で、また休憩。直江嬢が買っておいてくれた
スティックおにぎりに舌鼓を打ち、直江嬢が
松屋で調達したというカツサンドのおすそ分け
なども頂き満腹状態で三幕がスタート。第三幕
は‘義経三本桜’。獅童くんが主役の演目なの
です。これを観たさに無謀にも11時開演の回の
チケットをGETしたようなもんです。同じ演目を
11時開演と15時開演の回で配役を替えて演じる
という趣向なんで、色々な役者さんの演技を
楽しめることが出来るのです。逆にピンポイン
トで観ることも出来るので初心者には入りやす
くなってるんですね。
満腹状態で軽い眠気に襲われたけど、獅童くん
の登場で目が覚めました。裃を着けた忠信役が
めっちゃ男前で素敵でございました。しかし
その後の源九郎狐役が最高!セットの中から急
に現れたり、衣装があっという魔に変わったり
狐の踊りがカワイイ仕草だけど、結構体力勝負
って感じが重みを感じたりと、もうメロメロに
されました。
歌舞伎役者さんが現代劇に出てもちゃんと演じ
られるのは、子供の頃から芸事に従事してきた
ことに裏打ちされてるからだな〜としみじみ
思いました。今回は若手役者さんがメインの会
だったけど、それでもこれだけ感動出来るん
だから大御所と呼ばれる人達の舞台はどんなに
素晴らしいんでしょうか…是非、今回と同じ
演目を大御所バージョンで観てみたいなって
思ってしまいました。やっぱり伝統芸能は凄い
です!
獅童くん人気からか客席には若い女の子も多く
て、TBSのクルーも取材に来てましたね。まあ
大半はおばさま方なんだけど、ホントにマナー
が悪くて腹が立った。演目中に感想を言葉に
するんだよね〜。こっちは舞台に着いていこう
と必死で台詞の一語一句に集中しようとしてる
のに「わ〜キレイ」「すごいね〜」とかいち
いち口にするのに気が散って仕方なかった。
あとカバンの中から何やら出そうとゴソゴソ
やる音も気になったな。なんでおとなしく座席
に座って舞台を観れないかな…
あと私は直接的には被害に遭わなかったけど
お着物で来る観客も多くて、どうしても帯の
せいで座席に深く座れないから、物凄く座高が
高くなってるわけです。後ろの席の人には迷惑
な話ですよ。更にお着物に合わせて髪を高めに
結ってたりすると超最悪です。おしゃれしたい
のはわかるけど、自分の座席位置を考えて周り
に迷惑を掛けないスタイルでお願いしたいもん
ですね。これは他の芝居やライブにも共通する
事かも知れないけど…同じ金払ってるんだから
気持ち良く観たいじゃないですかね。マナーを
一人一人が気を付けるといいんだけど。
とりあえずは初歌舞伎は楽しい気持ちの方が
勝って素晴らしい体験でした。帰りに浅草寺に
初詣をし、おみくじは「小吉」。微妙〜!
で、仲見世をプラプラ歩いて、ウチの両親が
デートに使ったという老舗の喫茶店に直江嬢を
お連れして茶をしばきました。感想やら年末
年始の近況やらを話題にしばしのお喋りを楽し
み、店前で別れました。
それから舟和で父の好物の芋羊羹と兄貴のウチ
に葛餅をお土産に買って帰宅。久々の浅草は
楽しゅうございました。そして生・獅童くんは
めっちゃ男前でございました。歌舞伎という
新しいアイテムが増えると金掛かりそうだな〜
まあ新ジャンル開拓も教養を身に付けるひとつ
だと思って、軽く足を踏み入れてみましょう
かしら?
浅草に向かった。家を出るのが遅くなってしま
い、直江嬢との待合せ時間に間に合わないと
途中で判断し、その旨をメールで送信。道中で
休憩時間に食べる昼食を調達しようと思ってた
のに無理そうなので併せて「浅草公会堂で何か
食べ物は買えそうか?」と質問すると、直江嬢
から電話があり「スティックおにぎりがある
けど買っておく?」と有難いお言葉を頂き、即
お願いした。申し訳なかね〜。
11時開演にギリギリ間に合い、座席に滑り込ん
だ。端っこだけど3列目。実質、前2列はない
ので観やすい感じだったけど、花道からは遠い
から差し引きはゼロってやつかしら。その花道
に紋付姿の中村獅童くん登場!思わず「カッコ
いい〜」と呟いてしまいました。幕前にご挨拶
があって、後で知ったのですが、役者さんが
日替りで務めるらしくて、ラッキーなことに
獅童くんの日だったんですね。ご挨拶に出て
来る以外はスッピンを観る機会はないので実に
ラッキーでした。
以前から歌舞伎に興味は持っていたものの、
どうも敷居が高くて観る機会がなくて、今回が
初めての歌舞伎観劇です。動機は「生・獅童が
見たい」という単純なものだったんだけど
それでも多少ビビってるところがあったから
早くも欲望が達成出来て、緊張感が少しだけ
ほぐれた気がしました。
軽く客をいじったりして盛り上がったファンキ
ーなご挨拶の後、いよいよ第一幕。‘菅原伝授
手習鑑’という演目の一幕。まず驚いたのが
セットと衣装の豪華さ。眠気を一気に吹き飛ば
すまばゆさでした。なんとかストーリーを理解
しようと台詞や動きに集中して真剣に観ており
ました。正直、ところどころわかんない部分も
あったけど、なんとなく筋は掴めたかも。つく
づく中村勘太郎はお父さんにそっくり!と思い
ましたね。遺伝子って怖い〜。
で、休憩。ロビーに出てみると役者さんのブロ
マイドとか売ってて、もちろん獅童くんのも
あったけど、なんか生々しくて買う気になれな
かった。とりあえず筋書き本だけ買って、座席
に戻って軽く読んでみた。残りの二幕分のあら
すじを頭に入れて、いざ二幕がスタート。
第二幕は‘奴道成寺’。七之助がメインで踊り
まくりの演目で実に艶っぽかったな〜。同じ
兄弟でも勘太郎は男顔だけど、七之助は女顔
っていうのが不思議ね。でも細い身体で躍動感
溢れる踊りは圧巻でした。軽く感動…
で、また休憩。直江嬢が買っておいてくれた
スティックおにぎりに舌鼓を打ち、直江嬢が
松屋で調達したというカツサンドのおすそ分け
なども頂き満腹状態で三幕がスタート。第三幕
は‘義経三本桜’。獅童くんが主役の演目なの
です。これを観たさに無謀にも11時開演の回の
チケットをGETしたようなもんです。同じ演目を
11時開演と15時開演の回で配役を替えて演じる
という趣向なんで、色々な役者さんの演技を
楽しめることが出来るのです。逆にピンポイン
トで観ることも出来るので初心者には入りやす
くなってるんですね。
満腹状態で軽い眠気に襲われたけど、獅童くん
の登場で目が覚めました。裃を着けた忠信役が
めっちゃ男前で素敵でございました。しかし
その後の源九郎狐役が最高!セットの中から急
に現れたり、衣装があっという魔に変わったり
狐の踊りがカワイイ仕草だけど、結構体力勝負
って感じが重みを感じたりと、もうメロメロに
されました。
歌舞伎役者さんが現代劇に出てもちゃんと演じ
られるのは、子供の頃から芸事に従事してきた
ことに裏打ちされてるからだな〜としみじみ
思いました。今回は若手役者さんがメインの会
だったけど、それでもこれだけ感動出来るん
だから大御所と呼ばれる人達の舞台はどんなに
素晴らしいんでしょうか…是非、今回と同じ
演目を大御所バージョンで観てみたいなって
思ってしまいました。やっぱり伝統芸能は凄い
です!
獅童くん人気からか客席には若い女の子も多く
て、TBSのクルーも取材に来てましたね。まあ
大半はおばさま方なんだけど、ホントにマナー
が悪くて腹が立った。演目中に感想を言葉に
するんだよね〜。こっちは舞台に着いていこう
と必死で台詞の一語一句に集中しようとしてる
のに「わ〜キレイ」「すごいね〜」とかいち
いち口にするのに気が散って仕方なかった。
あとカバンの中から何やら出そうとゴソゴソ
やる音も気になったな。なんでおとなしく座席
に座って舞台を観れないかな…
あと私は直接的には被害に遭わなかったけど
お着物で来る観客も多くて、どうしても帯の
せいで座席に深く座れないから、物凄く座高が
高くなってるわけです。後ろの席の人には迷惑
な話ですよ。更にお着物に合わせて髪を高めに
結ってたりすると超最悪です。おしゃれしたい
のはわかるけど、自分の座席位置を考えて周り
に迷惑を掛けないスタイルでお願いしたいもん
ですね。これは他の芝居やライブにも共通する
事かも知れないけど…同じ金払ってるんだから
気持ち良く観たいじゃないですかね。マナーを
一人一人が気を付けるといいんだけど。
とりあえずは初歌舞伎は楽しい気持ちの方が
勝って素晴らしい体験でした。帰りに浅草寺に
初詣をし、おみくじは「小吉」。微妙〜!
で、仲見世をプラプラ歩いて、ウチの両親が
デートに使ったという老舗の喫茶店に直江嬢を
お連れして茶をしばきました。感想やら年末
年始の近況やらを話題にしばしのお喋りを楽し
み、店前で別れました。
それから舟和で父の好物の芋羊羹と兄貴のウチ
に葛餅をお土産に買って帰宅。久々の浅草は
楽しゅうございました。そして生・獅童くんは
めっちゃ男前でございました。歌舞伎という
新しいアイテムが増えると金掛かりそうだな〜
まあ新ジャンル開拓も教養を身に付けるひとつ
だと思って、軽く足を踏み入れてみましょう
かしら?
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