気分転換。

2003年2月19日
今日は父の担当医から説明があるということで
午前中に病院に行った。父も同席し、ナース
センターで先生のお話を聞くことになった。
私も母も、そして父も「今週末には退院出来て
しばらくは通院かな…」位に軽く考えていた。

ここ2週間の検査で、脳にはいくつかの梗塞の後
は見られるものの、早急にどうこうなるという
ものは見つからなかったという。少し安心…。
しかし左半身の運動能力が右半身に比べて軽く
低下しており、その原因を調べてみたら首の
右側の動脈が詰まり気味だそうで、何かのはず
みでその詰まったものが脳に流れて、それが
詰まれば脳梗塞になりかねないというのです。
担当医曰く「このまま放っておいても運が良け
れば脳梗塞にならずに済むかも知れないから
このまま何もしないという選択肢もあるし、
心配なら詰まってるものを手術などで流れやす
くするという選択肢もあるので家族で選択して
欲しい」とのこと。

当然後者を選びたいんだけど、父は仕事を気に
していて即答出来ずにいた。手術をする場合、
まずは足の付け根から造影剤を注入して、血管
の詰まり具合を正確に把握してから手術方法を
考えるんだそうで、入院が長引くのは必至だ。
母が「早急にやらないといけないわけではなけ
れば一旦帰って仕切り直してもいいのでしょう
か?」と尋ねると「2泊3日までなら一時帰宅を
しても構わないが、それ以上になると退院扱い
になってしまうのでベッドが空かないと入院
出来ない」とのこと。結局その場で考えて、
一時帰宅をさせてもらって、その間に仕事の
決まりをつけて、治療に専念しようということ
になった。

担当医からの説明を終え、一旦病院を後にし、
再度面会時間に戻った。父も母も軽く落ち込ん
でいる表情が見て取れて、私も正直凹んだけど
一緒に落ち込むわけにもいかないので、キツイ
言い方をバンバンしてやった。「中途半端な
治療で結果的に半身麻痺でヨレヨレになったっ
て面倒なのはこっちなんだからね!」とか
「あたしはまだ遊びたいから、これ以上自由を
奪われたら困るんだから、ちゃんと治してよ
ね!」とか言うと、少しずつ笑ってくれだした
ので救われた。バカなふりするのも苦労するん
だよね、ホントは。

精一杯のバカなふりをして、病院を後にした。
で、渋谷に向かった。今日は直江嬢と麻里ちゃ
んと『ニンゲン御破産』を観るのです。私的
には2回目の演目。そして屈辱の2階最前列。
文化村で合流し早メシしました。昼間の出来事
が自分的には少々キツかったんで、気分転換の
意味でもバカ路線を爆走してみました。とは
言え、意識しなくても二人の前では学生時代の
超天然おバカさんになれるんだけどね(^^ゞ

お腹も一杯になって、開演時間間際にコクーン
入り。何気に関係者受付に目をやると見覚えの
ある顔が!なんと中村獅童くんでした。直江嬢
に「ちょっと獅童くんがいる!」と軽くアワっ
て報告すると「ホントだ…」と冷静な返答。
獅童くんは『HR』で共演中の小野武彦さんと
談笑されてました。『ニンゲン御破産』は獅童
くん絡みの人が多く出演されてるので(中村
勘九郎さんに宮藤官九郎さん、荒川良々くん、
浅野和之さんetc...)絶対に観るだろうなって
思ってたけど、まさか同じ日に当たるとは!
これって運命!?(←大バカ)

座席に着いて即効、獅童くんの座席チェック。
2階席からだからよく見えること…獅童くんの
前の席がGLAYのTAKURO。その右隣りが牧瀬里穂
で左隣りが岩崎宏美。この日はしゃくれた人
しか招待されてないってか?すごいカテゴリー
だわね。

そして開演。今日はとても広くステージを観れ
るので雰囲気が違った。ストーリーを深く理解
出来た部分もあって楽しめたな。結末がわかっ
てるから、その布石である台詞の重要性に気付
いたりして、2度観る意義を感じた。阿部さんが
遠かったのに苛立ちは隠せませんでしたがね。

休憩時間は獅童くん観察に時間を費やしまし
た。白のラバーソウルに黒パン&黒ジャケに赤
のインナーシャツ。黒地にガイコツ柄のマフラ
ーがステキでした。直江嬢が「獅童、ガム噛ん
でるね」と言うので「ガムになりてぇ〜」と
変態モードで返しておきました。

獅童くんに逢えたのはラッキーだったし、この
演目が楽日に向けて変化していってることを
感じられたのも幸せなことでした。あとはWOWOW
の中継で客観的に見れたら最高ね。あ〜放送が
楽しみっす。

終演後、私の都合で直江嬢・麻里ちゃんをお送
りすることが出来ずに解散。ひとりでニヤニヤ
しながら高速をぶっ飛ばして帰宅。とっても
幸せな気分で帰宅したけど、家に入ると現実に
引き戻されるね。頼むよ〜、父上!





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