ファンの意義。

2003年3月9日
昼前に起床。相変わらず喉も痛いし、咳も止ま
らず体調不良。でも食欲だけはあるのが困る。
とりあえず遅い朝食を摂り、身支度をした。鼻
水のかみ過ぎで鼻の下がガビガビだから化粧も
上手くノラない。何故か眉間の周辺もガビガビ
で顔中逆毛が立ってるようなささくれ立った
お肌の状態。顔色もあんまり良くないな…最悪
のコンディションなので、電車で出掛けること
を諦めて、愛車で新宿に向かうことにした。

タワレコで尚仲間の香里ちゃんとさえちゃんと
合流。近くのカフェで早メシ。そのうち遅れて
淑乃さん登場。何やら元気のないご様子。聞け
ば藤井兄弟主催のオーディションからデビュー
した3ピースバンドがメンバーチェンジをしたの
だとか。尚のツアーメンバーを務めたことも
あって、尚ファンの中でも彼らのライブに行っ
て若いエキスを堪能したりしている人も結構
いらっしゃるようで、淑乃さんもその一人なの
でございます。藤井兄弟のF.C合同イベントの日
が彼らのライブと重なって、わざわざ藤井兄弟
の方を遅刻して来る位に若い…っつうか、お子
ちゃまバンドを優先してましたからね。

そんなお姉さま方の期待を一身に浴びていた
彼らですが、バンド名を一度変えまして、その
知らせは全くHPでもどこにも触れられていない
まま、気付いたら変わってたらしくて「何故
ファンに知らせないの?」的な雰囲気はあった
んだそうです。それが今度はメンバーチェンジ
という大事なのにもかかわらず、たいした説明
もないまま平然とライブをしていたそうで
「私達の存在って彼らにとって何!?」的な不信
感というか、応援してくれてる人達への彼らの
配慮のなさに相当落胆したようで、話してる
うちに淑乃さんがウルウルし出したので、悔し
い気持ちが自然と伝わってきました。子供の
くせにそんな仕打ちするとは、けしからん!

好きなバンドの解散とかを目の当たりにした人
って、実はバンド名が変わるとかメンバーチェ
ンジとか形態が変わるのに敏感だったりするん
だよね。「また解散!?」みたいな喪失感を恐れ
てたりするんだと思う。私なんて人生における
2大バンドの解散を体験してるから自然と新規で
バンドに興味を持つことはないな。かろうじて
トライセラ位か…彼らも危ういけど(苦笑)
だから淑乃さんの憤りは切実に理解出来た。
どうなるんだろうね、ママラグ…

淑乃さんの憤り話から、さえちゃんの巨人軍
宮崎キャンプ話、香里ちゃんの純粋なる藤井
兄弟への愛話、それに対して私の芝居や獅童
くんへの浮気話などで盛り上がり、ランチタイ
ムが終わり普通メニューに替わるまで長居して
いた。尚仲間さんと一口に言っても、最近では
勢揃いすることは年に1回あるかないかで、個別
にトオル氏のイベントとか、兄のライブとかで
逢う程度なんで、集うメンツが意外性を醸し
出すことがしばしばだから正直面白いんだな。
特に私はマメじゃないから用事がなければ電話
もメールもしないから、生で誰かに逢うこと
事体が刺激的かも。

楽しいお喋りタイムを過ごし、再びタワレコに
戻った。今日は尚とKenji Jammerの新ユニット
S,F,のインストアライブなのです。CD予約順に
整理券が配布され、直江嬢にお願いして予約
してもらった甲斐があって結構番号が良かった
のです。何気にイベントスペースに目をやると
Kenjiがサウンドチェックをしてました。普通
過ぎる…安斎肇さんの方がもっとオーラあるん
じゃないのか!?

人の熱気で生温かい通路に並ばされて軽く風邪
の症状が悪化しつつ、なんとかイベントスペー
スに案内された。おおよそ3列目、ステージまで
3メートル程の至近距離の場所をキープ。こんな
に至近距離で尚を見るのはいつ位振りだろう?
鹿児島ライブ以来か!?って、鹿児島ライブ自体
がいつか覚えてないよ。とにかく近いのよ、尚
がさ!体調不良をおして来た甲斐があったわ。

いざイベントスタート!今年の初生・尚になる
わけで、ここでブサイクだとタイツアー当選の
悦びも半減するので「頼むよ、尚!」と思って
たけど、私の目に飛び込んできた尚はギリギリ
セーフだった。寝不足か飲み過ぎかわかりませ
んが多少目は腫れてたけど、不精ヒゲと顔の
輪郭がシャープでステキだった。SAXを吹く時の
ブレスで上の前歯がニカッと見えるブサイクさ
に‘まにあ’的な色気を感じながら妄想しまく
りだった。つくづく自分が‘まにあ’だと
実感…

更に手フェチな私は、尚がSAXを奏でる指先の
動きを脳裏に焼き付けていた。ホントにキレイ
な指だし、爪の手入れも行き届いていた。是非
手に取って見てみたいわ、あの手。

しかし、私の妄想タイムをかき消すのはKenji
とのMCだった。尚は彼なりの間があってMCを
こなしているのだけど、サービス精神旺盛な
Kenjiは尚の間を繋いでくれるのだ。「アンタら
漫才師じゃないから…」って何度も心の中で
ツッコミ入れてた。ウチらは尚の間を楽しんで
いるのでごわす。マジで邪魔〜(Jammer)なん
ですけど。でも尚はJammerが大好きみたいで、
演奏中にズリ落ちたギターのストラップを甲斐
甲斐しく直してあげたりしてラブラブ度を感じ
た。1ヶ月も尚の家で居候してたとか言ってたし
邪魔〜なんだけど、無碍に出来ないもどかしさ
っていうのかな…困ったもんだわさ。

でも、つくづく思ったのはミュージシャンと
して尚は恵まれてるなってこと。Jammerも言っ
てたけど、商業主義じゃなくミュージシャンが
ホントに好きだって思える音楽を作っていく
ことが大事だし、今回のアルバムはそれが出来
たんだそうだ。尚も自分のアルバムを愛聴して
ると豪語する位に自画自賛してたし、それは
ミュージシャンにとっては最高に幸せなこと
だと思うんだよね。それが本当に出来るミュー
ジシャンはほんの一握りでしょうけど。尚は
チェの時の実績&人脈と、兄という後ろ盾と、
変わらぬファンの支援があってこそ、好きな
ことを貫けてるんだと思う。客観的に聴いて
確かに癒し効果のあるサウンドだけど、爆発的
に売れるか!?と言ったら、まずないもの。宣伝
にお金掛けてる様子もないしね。それでもCDを
出せるっていうのは、元・チェ、そしてフミヤ
の弟っていうネームバリューが大きいと思うん
だよね。少なからず表舞台から消えてない分
生・尚に触れることが出来るから感謝すべき
事実ですけど。

まあ不本意な感じでモクもまーさんも表舞台に
出てて、兄はなんとか干からびないように王子
様オーラを放ち続け、裕ちゃんも久々に兄ライ
ブでベースを鳴らし、トオル氏は相変わらず
我が道を往き、クロベエは…まあ、いろいろ
ありますが、形態は変わっても着いていくヤツ
は着いていくから、ファンは大事にしてもらわ
ないと!と思いますね。

Jammerの妨害に遭ったけど、最終的には尚の
ご機嫌な顔を観て幸せな気持ちになって、今日
来たことは報われました。イベント終了後、
地味に全身汗を掻いてたままで尚仲間さん達と
別れ、少し離れた駐車場まで寒空の下を歩いて
いくうちに風邪が再び悪化。風邪の熱なのか、
尚熱なのかわからないまま、フラフラ状態で
愛車をぶっ飛ばして帰宅。そのまま就寝…

あ〜有難う、2003年初生・尚よ。今年も変わら
ず着いていくぜよ。ホントにファンって有難い
ものよのぉ…

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