東京国際映画祭。

2003年11月1日
今日は東京国際映画祭のオープニング・スクリ
ーニングを観にオーチャードホールに行った。
チケットに「ジャケット着用など、おしゃれな
服装でご来場ください」と書いてあって、よく
意味を理解出来ないまま自分なりに普段着より
はおしゃれな感じの服装で会場入りすると、
タキシードやドレス姿の人がウジャウジャいて
すぐに場違いな空気を察した。なに、これ!?

映画に疎い私は、ただ単に上映作品が『阿修羅
のごとく』で、獅童くんが舞台挨拶に来るの
かしら?程度でチケットを購入してしまい、後
になって獅童くんは出ないことが判明したん
だけど、どうせ観たいと思ってた作品だったん
で来てみたわけです。それがどうでしょう…
有名な映画祭のオープニングセレモニーなわけ
ですよ。裏から入ってしまったので、会場に
入ってから大きなスクリーンに映る渋谷の街に
敷かれた赤絨毯の存在を知りました。なんだか
スゴイことになってるぅ!

客席には浅丘ルリ子やら真田広之やら堤真一に
中井貴一、柴咲コウ、小雪、つんく、田中麗奈
など普段見れない豪華芸能人が集結してて結構
楽しめました。午後3時から始まったセレモニー
は4時30分過ぎまで続き、ようやく本来の目的
だった『阿修羅のごとく』の上映が始まったの
は5時。は〜長っ!でも上映前に八千草薫さんに
大竹しのぶ・黒木瞳・深津絵里・深田恭子・
RIKIYAという出演者の艶姿を見れたから余計に
作品への期待も増しました。

昭和のどこか懐かしい台所だったり、居間だっ
たり、街並みだったり、服装だったり、自然に
作品の世界に入れちゃう身近な感じがしたな。
4姉妹のそれぞれが抱える問題と両親の意外な
問題が絡みあって結構ドロドロな案件なのに
クスっと笑えて、でもジーンとくる展開は実に
深くて面白かった。男の人にはキツイかも知れ
ないけど、女の人なら絶対に共感出来る内容
だと思った。女の業の部分がすごく繊細に描か
れてるんだな、これが。

獅童くんは深津っちゃんが大好きで大好きで
たまらない不器用な勝俣っていう興信所の所員
の役で最後は深津っちゃんと結婚するんだけど
実にカワイイ役なんだよね〜。チック症って
いう設定なので目を際立たせる為に付け睫毛を
してるんでパチパチとまばたきする仕草がいい
んだわ。初めてコクるシーンもジャムパンが
好きだって話をしてる時に唐突に「好きです!
」って言い出すんだけど、深津っちゃんには
意味が通じてなくて「ジャムパンですか?」と
聞き直されて戸惑う表情とか、獅童くんの中に
ある気弱な部分が出ててシビレた。どちらかと
言うと荒々しい役、カッコいい役よりは好きな
役だな。DVDが出たら必ず買うわ。

7時過ぎに上映が終わり、東急の地下で土産の
ケーキを買って首都高をぶっ飛ばして帰宅。
3時から上映開始で6時には帰宅出来ると思って
たから母親も遅いから心配していた御様子。私
もそんな展開だとは思いませんでしたのでね…
何事も調べないといけないわ。でも久々に大き
いスクリーンで映画を観るのもいいもんだ。
『阿修羅のごとく』はオススメです!

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索