今日はアートスフィアに『RHYTHM RHYTHM RHYTHY』を観に行っ
た。公演チラシから察するにメインキャストはブロードウェイの
トップスターであるリーバ・ライスさん、宝塚出身の安寿ミラ
さん、ミュージカル界注目の新星・浦井健治くん、そして黒ネズ
ミさんこと(って私の中での呼び名ですが…)東山義久さんの
4名。他に東山さんがリーダーを務めるDIAMOND DOGSのメンバー
も出演するとのこと。興味のあるもの以外は勉強不足なもんで
はっきり言って東山さん及びD☆D以外のキャストの方の予備知識
が全くなかった。

いざ開演。一幕はストーリー性のある内容で、街角で歌うストリ
ートミュージシャン(MITSU&KYOHEI)の前で新吾くんとSHUNさん
扮するストリートギャングが一人の少年・大坂くんをいたぶって
いる。周りの人に助けを求めても無視され、少年はナイフを手に
復讐を誓う。しかし少年を東山さん演ずる革命家が止める。その
様子を見ていた白い花束を抱く喪服の女性・安寿さんは浦井くん
扮するプリンスの葬列の最中。リーバ・ライスさんがリズム・
ディーバとして人々の嘆きや鼓動の止まった世界にかすかな振動
を起こす歌を歌う。革命家はそれに刺激され、プリンスは一瞬
蘇り哀しむ喪服の女性を未来へ導き、人々が希望を取り戻すラス
トまで歌やダンスで展開していくのです。

東山さんったら出ずっぱりかよ!?って位に出番が多くて実に多彩
なダンスを見せてくれました。衣装が長い燕尾服みたいな黒の
シャツで動く度に燕尾の部分がヒラ〜ってなるのがツボでした。
どうもマントとかロング系の衣装がヒラ〜ってなるのが好きみた
いっす。すっかりダンスに虜になっていると、いきなり歌い出し
たのには驚いた。確かに最近の公演で歌ったりはしてたけど、
あまりにも自然にミュージカル俳優の如く歌い出したので何故か
半笑いになってしまいました。声もステキだし歌唱力もあるん
だけど淡々と踊ってるイメージがあるから微かな違和感があった
のかも!?だけどMITSUさんとハモるところがあって、そこがめっ
ちゃ良かったんだよね。やっぱり兄弟だな…って実感しました。

途中途中でリーバさんが歌うんだけど、すごく上手で表現力が
あってさすがはブロードウェイ!と思ったんだけど、最初は演出
意図があまり理解出来なかった。他のキャストは歌詞を日本語で
歌ってるのに唐突に英語で歌われてもストーリーが繋がらないん
だよね。でもラストにリーバさんが歌っているのを観た時に完全
に舞台が締まった。日本人だけで演っててもそれはそれで観れた
とは思うけど、リーバさんが歌うことで全体の質が上がったんだ
と思う。歌詞の内容よりも表現力でストーリーを作り上げてしま
ったって感じですかね。やっぱり外人はスゲエや…

15分の休憩を挟んで二幕目がスタート。ミュージカル・ショーっ
て感じで最初はD☆Dの歌とダンス。東山さんはホテルのボーイ役
で、勤務するホテルの喫茶店でその後のストーリーが展開する。
女優である安寿さんさんに恋する浦井くんだけど、実は安寿さん
は自分に自信がなくて男に騙されるのを怖がって拒絶してしま
う。でも客であるリーバさんが励まし、自信を取り戻した安寿
さんは浦井くんを受け入れ、めでたしめでたしという内容。

一幕の時になんか浦井くんのダンスが気になっていた。歌は抜群
に上手いのに動きがぎこちなかったのね。二幕はダンスシーンが
多いから大丈夫か!?と思っていたら案の定、カッコ悪さが露呈
してしまった。若いから動けてるんだけど、キメポーズの時の
指先とか姿勢とかが微妙でターンの軸もブレてるんだよね。更に
東山さんとのコンビネーションとかもあるんで段違いって感じが
して可哀想だった。身体が硬いのかな…持って生まれたリズム感
はちょっとやそっとじゃ変わらないもんな。もっと上を目指す
ならダンスも頑張って欲しいなと思いました。他にもダンサー
さん達が出てるんだけど、明らかに浦井くんより上手なんだよ
ね。やっぱり人との出会いとか持ってる華とかでメインで演じら
れるか、サポートになるかが決まるのかしら。ちょっと理不尽
だわね…

D☆Dは二幕でも頑張ってました。大坂くんは実に可愛かったな。
前々から思ってたけど大坂くんは自分を可愛く見せる方法を知っ
てるね。ここでコミカルな動きをすれば可愛いって思われる、
ここでマジな顔をしたら可愛いって思われるって計算してる感じ
がする。で、実際に可愛いもんな。さすがだ、元ジャニ!

新吾くんも汗ダクで頑張ってましたね。HIP HOP系のダンスの時は
全く目新しい動きがないところがいいですな。何度そのセンテン
スを見たでしょうか…でも続ければそれが味になってきますから
新吾くんのオリジナルとして定着するまで頑張ってくださいな。

SHUNさんも大分馴染んできましたね。東山さんと対等に踊れる
メンバーは貴重ですから…笑っても怖い感じがするのは良し悪し
ですけど、表情が豊かになるともっとダンスの表現力も増す気が
しました。

KYOHEIさんは…ほとんど観てなかった。すまん!
MITSUさんは相変わらず男前でした。途中のコミカルな横分け男の
キャラも嫌いじゃないね〜。完全に東山さんの次にメロっており
ます。

東山さんは後半も歌ったりしてステキさ倍増!やっぱり見れば
見るほど好きになるわ。最初の違和感とかも過ごした時間が増せ
ば増すほど緩和されていくんでしょうか。ホントにカッコよくて
視線釘付けでおました。

やっぱりD☆Dは使い勝手がいいんだろうな。ちゃんとダンスも
出来て、ちゃんと歌も歌えるメンバーがいて、若手だから無理が
きく。客足を伸ばすにはもってこいだよね。でも彼らとしては
次々とハードルをこなさないといけないわけで大変だとは思う
けどチャンスを逃さないで欲しいな。とりあえず今は東山さんの
キャスティングがきっかけでD☆Dもって感じがするから、ちゃん
とD☆Dとしての仕事が増えることを望んでおります。

いろいろな想いを抱えつつ終演。カーテンコールが複数回あり
大盛り上がりのまま会場を後にしました。明後日もまた観に来る
ので回を重ねることで内容が熟成していることを期待しつつ
楽しみにしようと思います。

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