今日は『シンデレラストーリー』の東京楽日を観にル・テアトル
銀座に行った。劇場前で信者仲魔のちゅんたろーさんと直江嬢と
直江嬢の職場の同僚の方と落ち合い会場入りすると、直江嬢の
同僚の方が劇団☆新感線にしばしば客演で出ているJACの前田さん
をロビーで発見しプチパニックに陥っていた。どうやら前田さん
がお好きだそうで声を掛けていいやら、でも勇気は出ないやらで
アワアワ状態でした…わかるわ〜、その気持ち。

JACだけに舞台上では激しいアクションでオーラ出まくりなのに
素の前田さんは思ってたより小さくて、黒っぽいオーバーシャツ
にダボっとしたパンツでリュックを背負って足元は素足に雪駄と
いう一見大道具さんと見間違う程にオーラを消していた。4人で
さり気なくかつジロジロ見まくっていたものの、声は掛けず終い
で開演を向かえたのでした。

今日の席は端だったので見切れを心配してたけど、全然OKで舞台
までが近いので自然とテンションが上がった。でも始まってみる
と前の席のブ〜ちゃんの引っ切り無しの笑い声とリズム感のない
拍手が気になって内心「うるさいな…」と思ってたはいたけども
舞台が楽し過ぎて余計な雑音に気を取られることがなくなって
いった。

ただでさえおふざけが過ぎる舞台なのに、楽日とあってはアドリ
ブ連発でシンデレラも王子も吹き出しちゃってました。確かに
ちゃんとした舞台では主役が吹き出すっていうのはいけないこと
なんだろうけど、この舞台に関しては客がそういうのを期待して
るってところがあるから、ある意味良かったんではないでしょう
か。周りを固めるキャストがそういうシーンを起こそうと虎視
眈々と狙ってる人ばかりだしね。

それにしても閣下のお父さんは結局受付けなかった。小さい…
小さ過ぎるじゃないか…ロビーで見た前田さんと同じ位の小ささ
が舞台に上がっちゃってるから目も当てられないわ。帽子を被っ
てる時はまだしも、すぐ脱いじゃうからセンター分けのロン毛は
ダメだぁ〜。ストーリーの都合上お父さん役は必須だけれども
もし再々演する時は容貌を変えて頂きたいと切に演出の山田さん
にお願いしたいものですわ。やっぱり3回の観劇ではお父さんを
受け入れられるだけの要素は得られなかったわ、ぐっすん…

お城ネズミは可愛かったかな、もう着ぐるみの世界です。初演の
時は東山さんネズミにチューしようとして空振り続けてたけど、
楽日に思いを遂げて東山さんが物凄く嫌そうにしてたのが笑えて
再演では新吾センセイネズミに迫っては空振り続け、とうとう
東京楽日でも思いを遂げられなかったんだよね〜。若い分、新吾
センセイは俊敏だからかな!?でもまだ大阪公演も名古屋公演も
あるから新吾センセイネズミも安心してられませんぜ。何故か私
の興味惹かれるネズミに閣下が絡むんだな〜。実に不思議だわ…

魔法使いは問題ないけど唯一の難点と言えばギターを弾く場面が
イケてないことかしら…信者の集ひの時にも思ったけど、普通は
楽器を弾く姿って何割かカッコよさが増すはずなんだけど閣下の
場合はギターを持つ位置が微妙に上過ぎて‘ぴんから兄弟’に
しか見えないのよね。所詮ボーカリスト色が強いから歌ってる姿
に勝るものはないんで余計にしっくりこないんだと思う。今回も
「あ〜ぴんから入ってるよ…」と軽く落胆しました。でも魔法
使いは歌いますので差し引きはゼロってことで納得しましょう!

さすがに楽日ということで1曲1曲終わる毎に大きな拍手が客席
から沸き起こり、大盛り上がりのまま終演。カーテンコールでは
キャストの軽いご挨拶もあり、何度も何度も拍手に呼び戻される
とキャストの皆さんが手持ち無沙汰というか戸惑ってる感じが
伺い知れて、段取りってしてないのかな?とちょっと疑問に思っ
た。確かにカーテンコールありきできっちり段取りしてるのも
いやらしい感じはするけど、いちおう東京楽日なわけだから何度
もあることを予測して何らかの打合せはしてたらいいのにね。
MC担当のなるし〜はキャラは濃いけど素の状態ではアドリブ利か
ない感じがするから、どうせならレクリエーション係の閣下が
仕切っちゃえば良かったんだな。閣下は気配りの出来る悪魔なの
で『シンスト』では特にカーテンコールで身を引いてることが
多かったんで敢えて仕切ろうとしなかったんだと思う。そういう
紳士なところは好きだけど、全体として考えたらでしゃばりだと
思われてもいいからビシっと締めて頂いてもよかったのでは!?と
個人的には思いましたが。

終演後、ロビーでちゅんたろーさんと落ち合うと直江嬢の同僚の
方は前田さんを追って行ったとのこと。さすがです!数分後に
戻ってきた彼女はしっかりと握手をしてもらったそうです。その
勇気に乾杯!東山さんは私が観に行った前日の1日に観に行ってた
みたいだけど、もし同じ日に観てたとしても握手なんて申し出る
勇気は絶対にないから立派、立派。

で、解散。山野楽器でNon ChordsのDVD+CDを購入し、特典のポス
ターを貰って大満足で愛車に戻りました。待ちきれなくて車内で
CDをチェックするとジャケ写の尚が物凄くブサイクでビックリ!
こんな写真でOKなんて本人及びジャーマネのケンちゃんはチェッ
クしないわけ〜!?折角、音がカッコいいんだからジャケ写も力
入れて下さいよ。頼むわ〜!

帰宅して夕飯を食べた後も『シンスト』モードが収まらない私は
初演のDVDを見ながら飲酒。初演の時に弾けてたなと思ってたなる
し〜やさとし〜の演技は数時間前に観た再演ではスケールアップ
してたことを改めて実感しました。大塚シンデレラも成長してた
わ、やっぱり。東山さんのネズミも顔はわかんなくてもカッコ
よさ全開だったし、メロメロ…ワクワク…ドキドキ状態で夜は
更けていきましたとさ。色々と思うところもあるけど『シンスト
』は面白い!『レ・ミゼ』を観た後ではミュージカルと銘打つ
のに多少の違和感は感じるけど、こういうアプローチの仕方から
ミュージカルへの一歩が始まるのも面白いと思うので、再々演を
期待する気持ちが強くなってきました。ただしお父さんの容貌は
替えて頂くのが前提ですがね!

とは言え再々演の前に再演の大阪・名古屋公演がこれからなので
無事に終了することを祈ってますわ。

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