今日はD☆Dの公演を観に博品館劇場に行った。オリジナルミュー
ジカルらしいという話は聞いていたけど、どんな展開になるのか
不安と期待でドキドキものだった。とりあえずパンフを買って
配役などをチェックしたりしていると原案・プロデュースの木村
元子さんの欄に「たくさん死ぬ。出来れば全員。」というフレー
ズがあって、はあっ!?と思った。オチ言っちゃっていいの?まあ
深読みし過ぎてオチだと思った私の予想を覆すような展開がある
に違いないと信じて開演を迎えました。

いきなりダンスで始まったんで普通に「キャ〜」と思いながら
東山さんに視線は釘付けでした。でも、その後の展開は台詞回し
が中心で何となく違和感を抱きつつも新しいD☆Dの試みを受け
入れようと思って、なるべくニュートラルな心で観てました。
宝石店店主とそこで働く警備員に宝石泥棒と警察官が織りなす話
なんだけど、台詞回しの展開の合間にダンスとか歌とかコーラス
とかD☆Dの持ち味を盛り込んでいっててホントに盛り沢山で「お
稽古が相当大変だっただろうな…」と実感出来る内容になって
ました。

でも盛り込み過ぎてどこか散漫な感じが否めなかった。話の筋と
配役の設定が良く言えば直球、悪く言えば安直過ぎたのが原因
だと思うな…元軍人の警備員とか子供の頃から不遇の宝石泥棒
とかは良かったけど、心臓病の妹が居る宝石泥棒のヘッドとか
元泥棒が警察官になったりとかは共感出来ないなあ。フィアンセ
を殺された警察官が遺留品に付いてた指紋の主に復讐しようと
して追いつめたのが宝石泥棒のヘッドで、実はフィアンセを殺し
たのは宝石泥棒に狙われた宝石店の店主だったとか、予定調和
過ぎてどこかチープさを感じてしまったのよね。

ひねってナンボの芝居ばかり観てるからストレートにくる芝居に
拒否反応を持ってるのは確かだけど、D☆Dにあんだけいろんな事
をさせてる割には心に響くモノが少なかったのが残念だったな。
最後はお約束の通り全員死んじゃったし、そう思わせて地味に
元泥棒が警察官になったヤツが生き残ってて話を収めるんだけど
配役的に適役ではない感じがしたのでツッコミたい箇所が沢山
あったんだわ。最後の最後のオチも読めたし「なんだかな〜」っ
て微妙な思いになりました。

D☆Dはホントに頑張ってたし、言われたことを要求以上に実直に
演じてたから感服しました。本がイマイチだったのだけが残念
だったということで納得しましょうかね。演出的には「流石!」
と思う箇所も多々あったので、なんか消化不良だったのよね。
とりあえず明日も観るので、更に消化出来る部分もあるかも知れ
ないし、改めて納得する部分もあるかと思うので期待して明日の
公演を待ちたいと思いました。

極々個人的な感想ですが、新吾センセイの無邪気な演技にキュン
となったり、MITSUさんのダンスが格段に上手になってるのに感動
したり、東山さんが他のメンバー以上に芝居のセンスを持ち合わ
せてる感じを実感したりと、D☆Dを観るきっかけが東山さんだっ
たわけだけど、今はD☆Dというユニット自体を愛してる自分に
気付きましたよ。でも注目されればされる程に大人に利用されな
いか心配になるよね。今日みたいな公演だとホントに心配…
払拭して下さいね、2回目の明日!

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