愛車で渋谷に向かう。そのままパルコの地下駐車場に愛車を停め
劇場に進むと、以前韓国に住まわされた番組の時にご一緒した
柳○さんというDとすれ違った。挨拶しようかなと思ったけど向こ
うも私のことを思い出すのに説明が必要だと感じられ、面倒なの
でやめといた。その後、座席が極近だったので挨拶して気まずい
感じを引きずる可能性があったので選択は間違ってなかった気が
しました。堀部さんが出演されてるのでその関係でいらしてたん
だと思うけど開演前からドキっとさせるぜ、全く。

程なくして尚仲間の淑乃さんが着席。「芸能人オーラが私にも
判ったよ、ラーメンズの仁さんが居た!」と嬉しそうな第一声を
上げておられました。なるほど、なるほど…オーラがビンビンに
出てた眼力だったね。その後、公演のチラシを見ながら「会社の
先輩がこの公演を観に行くんだって」と言っていたのが長塚圭史
氏の演出の公演で「それの演出の人がそこに居るよ…」と私が
前方を指差すと「ちょっと気になってたんだけど気付かなかっ
た!」と感嘆の声を上げてた淑乃さんでした。私的なことで心が
揺らいでいても有名著名人をいち早く発見するセンサーは働いて
おりましたもんで、てへっ!

いざ開演。この演目は映画版を見たことがあって有名になる前の
トヨエツに心惹かれたことは覚えてるんだけど細かいストーリー
は全く覚えてなくて、江口洋介の初舞台を観たいという理由だけ
でチケットをGETしたんですな。元来ロン毛好きというのもあり
あんちゃんとか演る前の出たての頃にちょっと好きでCDとか持っ
てたりするんだけど初の生・江口に期待したのでした。

陪審員制度を題材にした密室劇で12人の役者達の会話でストーリ
ーを展開していくわけなんだけど、舞台にほぼ12人が出ずっぱり
なので最初の方で気を抜いて観てたら全然話が頭に入ってこない
の。誰が台詞を言っているのか眼で追えてないので散漫になって
しまって「これじゃイカン!」と思って集中して12人を満遍なく
気にするようにして観てたら段々とストーリーに入り込めていき
ました。映画版を先に見てるんで悪い先入観があったのかもね!?

生瀬さんや小日向さんや浅野さんに温っくんといった舞台役者
さんの安定感に引けをとらない山ちゃんや筒井くんや石田ゆり子
さんの頑張りは圧巻でした。淑乃さんは筒井くん目当てだったん
で嬉しかったと思われますが。私のお目当ての江口洋介も初舞台
とは思えない存在感が素晴らしかったです。背が高いんで舞台
映えするからね…トヨエツが演じた役だったっていうのも個人的
ポイントが高かったっていうのもあるかな。ってことはこの役
自体が好みなのも!?いや〜、でも生・江口はカッコよかったっ
す!

ストーリー的に簡単に言ってしまうと、12人の勝手な考え方や
思考を持つ日本人がひとつの案件について考え始めて紆余曲折
あってひとつの判断を下すってだけのことなんだけど、紆余曲折
の部分が演じられた時代によって凄く違ってたはずなのね。最後
は12人が‘優しい日本人’っていうオチでないといけないわけで
そこに落とし込むバックボーンを変えればどんな時代でも演じら
れる壮大な演目なんだということが実感出来ました。三谷さんっ
てゴイスだわ、今更ですが。

ストーリーにどんどん引き込まれて期待が予想以上に膨らんでし
まってオチがあっさりしていたのに多少の物足りなさはありまし
たが、終演後にかつての舞台版を観ている淑乃さんから話を聞い
た限りでは私の期待が過剰だったことを改めました。ってか舞台
版を観てる位に淑乃さんが芝居好きだったとは恐れ入りました…
勉強させて下さい、淑乃師匠!

ってなことを考えながら結局言えずに別れて愛車で帰宅。
素晴らしい芝居だったので年明けのWOWOWの大阪公演生中継を楽し
みにしたいと思います。

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