今日は博品館劇場にD☆Dの『MIRACLEs』を観に行った。公演直前
に大坂くんの脱退&新メンバー・原知宏くんという発表があって
大坂くんが抜けることで大坂くんの一人喋りでストーリーを展開
していくというD☆Dお得意の手法が使えなくなるので、今作は
どんな手法でくるのか期待半分、不安半分だった。で、開演。

楽器演奏にチャレンジするということは事前情報で知ってたけど
いきなり演奏からスタートなんだ…東山さんはピアノでずっと
手元を見てて、時々他のメンバーに目線を向けるけど1〜2秒で
すぐに手元に目線が戻るのに「うわっカワイイ…」と思ったけど
演奏の合間にダンスが入って、また演奏に戻るという長丁場に
段々と必死さの方が勝ってしまって、演奏自体の必要性を疑問に
感じてしまいました。

まあ皆それぞれ頑張ってたけど特にホーンセクションはちゃんと
音が出てただけでゴイスと思っちゃった、根がホーン好きなんで
ね。更に個人的な意見を言えばアルトとテナーの2本立てにするの
ならどっちかバリトンにして頂けたら欲情したんですけど〜!
SHUNさんのバリトン…想像しただけでもカッコよかね。MITSUさん
のトランペットを吹く姿はかなりナイスでした。

でも頑張ってるのは伝わってくるんだけど演奏自体が完璧とは
言えない状況にダンスを入れちゃって、その後にまた演奏なんて
ピッチが取れるわけないわ。充分な稽古時間が取れたとも思えな
いし、無理があるんじゃないかな!?演奏の途中でサンバホイッス
ルを吹きそこなった東山さんが「ウォ〜!」ってなったり、最後
のキメのところもグダグダっぽかったのもファンだからカワイイ
なって思うんだけど、例えば『レ・ミゼ』で東山さんに興味を
持って初めてD☆D公演を観た人からしたら「レベル低っ!」て
思われそうで悔しいのさ。もう少し完成度を上げるか誤魔ける
演出にして欲しかったな。

今まで大坂くんが担ってきたアクターの部分に時間を割けない
からダンスの比重が重くなってて、さらっと観れて楽しいけど
メンバーの負担を考えたら相当なもんだろうなと思いました。
しかしKYOHEIさんもMITSUさんもホントに踊れるようになったね。
膝を柔らかく使えてるしスムーズに動けてた。各々が成長してる
のがわかるだけに全体的に惜しい感が漂うのは演出のせいなの
かな…

二幕の東山さんイジリ満載の内容は面白かったけど、途中の客
イジリとかでオチがブレた気がした。関西圏の客ならほぼ100%
笑えるフリをしてくれそうだけど、博品館の客はレベル高過ぎ
だと思うんだけど。っていうかD☆Dの公演の客イジリで成功した
ところを観たことないんですけど〜!客イジリって客の受け答え
から瞬時に特徴とか傾向を掴んで話を引き出さないといけない
わけだから実は高度な技術を要するんだよね。特に今日の客は
原くん目当てだったから完全に防御体勢になってて全然笑えなか
った。その場のノリで客を選ぶのはとても危険なんで客席の事前
リサーチはして頂きたいかなと思いました。

色々と疑問点はあったけど、新メンバーの原くんが自然にD☆Dに
馴染んでいたのが救いだったかな。大坂くんの飄々とした存在感
ってD☆Dにとって重要な部分だと思ってたから大坂くんの穴を原
くんが埋められるのか?という心配があったんだけど、実直な
までにD☆Dに迎合しようとする努力が垣間見れました。こんなに
も器用な人だとはCLUB SEVENで観る限りでは気付きませんでした
…ただの‘おデブちゃんキャラ’だと思ってて失敬、失敬。大坂
くんの分まで腰に気を付けてD☆Dメンバーに新しい風を吹き込ん
で下さいませと願うばかりです。

とりあえず1回目では何とも言えない感じの『MIRACLEs』なんで
次回観てから考えをまとめていきたいと思います。

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