劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』@新橋演舞場。
17日の初見の時に尚仲間の淑乃さんと逢えなくて残念だった
今公演。お互いに大満足の感想をメールで分かち合い、再度
観れることを羨ましがられた程の2度目の観劇は楽しみで仕方が
ありませんでした。

初見で気付けなかったストーリーの布石とかを発見して地味に
テンションが上がりました。そっか…朧の森で最初に出逢った
魔物はこれから出逢う女優さんが演じてたのね。それで合点が
いく場面が多々ありましたよ。初見の時は直江嬢の元同僚のお姉
さんと開演前に軽く飲んで集中力が散漫だったから、素面で観る
と集中出来るもんですな。

青ヒゲこと市川染五郎さんが主演なんですが、青ヒゲの子分の役
が阿部さんなんで絡みも多くて結構オイシイ役で楽しめるんです
わ。笑いも取れてアクションも出来て最後は泣かせることが出来
るのは流石です。ホントに2回観る価値ありでした。

新感線名物の殺陣のシーンがしつこいなって感じることが多かっ
たんだけど今公演は展開が速いから殺陣のシーンも絶妙なボリュ
ームで良かったっす。阿部さんが失明してしまった後の殺陣の
場面で座頭市みたいな殺陣に変わっていたのが興味深かったな。
眼が見えない人の殺陣は皆、座頭市みたいなのかな…!?

客演を迎えることにより、どんどん新感線の役者が端役になって
いくのが気になるところなんだけど、やっぱり古田新太さんと
高田聖子さんが居ると居ないとじゃ芝居の締まり方が違います
な〜。高田さんの弾け切った陽気な雰囲気から一転、最後は国王
に毒を盛る苦悩とかで可愛さの中の情念が心に迫ってきたし、
バラエティに出てる時はレスラーみたいな古田さんがそれはそれ
は凛々しく男前に見えて、時折混じる笑いもたまらなくナイス
なのです。出来ればこのお二人に頻繁に出て頂きたいものです。

端役扱いの中でも河野さんが頑張っているのに感涙…どうしても
笑いの場面で使われてしまうけど、台詞も聞き取り易いし間も
いいので昔のように大きな役で使って欲しいんですけども。まあ
粟根さんでさえ途中で殺されて後半全く出てこなかった位だから
無理な話かしらね…

さすが主演の青ヒゲは安心感のある演技を見せてくれました。雨
や滝など水を使う場面がとても迫力があって、その迫力に負けな
い声量だったり動きだったりがアッパレなんですよ。今回のライ
という役は口先のウソだけでのし上っていくワルなんで若干の品
の良さが邪魔した気がしたけど、まあ適役だったのではないでし
ょうか。

終演後、やっぱりもう1回観たいな…という位に大満足でした。
これはDVDが出たら即買いですな。次回作はサンシャイン劇場で
上演されるとのこと。行くの面倒だけどクドカンが出るから観た
いかも。直江嬢の元同僚のお姉さんのチケット運が復活してます
ように…キャスト的に次回作は1回でいいんでお願いしま〜す!
って失礼!?

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