『舞妓Haaaan!!!』@日劇2。
行って来ました、初日舞台挨拶。普段からあんまり映画に興味
がないので初日舞台挨拶に参加するのは初めてのことです。
コアな人なら初回に参加するんだろうけど流石に朝9時上映開始
は無理だったんで2回目ですけどね。やっぱり阿部さんの初主演
映画だから絶対に舞台挨拶には参加したかったのです。

脚本のクドカンを筆頭に阿部さん、柴咲コウさん、堤真一さん、
小出早織さん、監督の水田伸生さんの順で舞台に登場。阿部さん
の満面の笑顔がめっちゃステキでした。昨日は朝から日テレに
出まくりで疲れてないかなと思ってたんだけど逆に晴れ晴れした
表情だったから安心しました。「撮影してたのは昨年でエピソー
ドとかもう忘れちゃってたから思い出すところから始めた」みた
いなことがブログに書いてあって、大人計画の本公演中から雑誌
の取材が始まって、本公演が終わるとTV番組の収録が続き、合間
にヒット祈願で京都に行ったり試写会に出たりと超多忙の日々
だったから今日の初日を迎えられたことにある程度の達成感を
感じてたのかも知れません。映画の主役って大変なんだね〜。

クドカンが「阿部さんがここのところTVに出まくってたので久々
に逢ったらちょっと緊張した…」と苦笑してたのがまさに同感で
すごく不思議に思えたもん。『さんまのまんま』でさんま師匠が
「ちょっと前まで‘阿部サラダ’だと思ってた」って言ってて
間違ってるけど認識されてたことに驚いたし、これから『スマ×
スマ』や『みなさんのおかげでした』の「食わず嫌い」、『新・
堂本兄弟』、『カートゥンKAT-TUN』とかにも出るんで映画の宣伝
マンの力量が素晴らしいのか、阿部さんがメジャーになってしま
ったのかわかりませんが遠い所に行っちゃった感が否めません。
誇らしいけど、ちょっと寂しかったりするかも!?

そんな個人的な感傷はさておき、終始笑いの絶えない舞台挨拶は
参加して良かったです。柴咲コウさんが想像以上に可愛かった
のも収穫です。あまり好印象がなかった女優さんだったけどこの
可愛さなら周りが持ち上げてもしょうがないでしょうね…。

で、本題の中身ですが阿部まにあの私にはお腹一杯でした。出ず
っぱりなんですも〜ん!17歳〜老人になって天に召されるまでの
阿部さんが表現されてました。とにかくありえない程の展開の
速さとハイテンションっぷりは上映時間2時間を全く飽きさせず
一気に見れました。ワンポイントで出てくる役者さんのキャステ
ィングの妙だったり同じシーンの天丼が効いてたりと小ネタ満載
で集中力が切れる暇がありませんでした。

なんでかわかりませんがナイロン100℃の役者さんが何人か出てた
のに大人計画の役者さんが出てなかったのは撮影時期のせいなの
かな!?生瀬勝久さんや秋山菜津子さん、橋本さとしさんといった
舞台で馴染みの役者さんが出てたのはなんか安心感がありました
けどね。

タイトル通り、舞妓さんが登場する場面では艶やかで華やかだし
途中でミュージカルが始まるのもバカバカしいけどゴージャスで
映像自体の力強さもあって「久々に映画を見たな」って気にさせ
てくれました。TVでは決して出せない迫力ってあるんだよね…。

植木等さんの遺作として話題になってたけど、やっぱり植木さん
のシーンは素晴らしかった。今となって見ると顔が若干浮腫んで
るかなと思ったけど憎めないお気楽な演技は植木さんの味が出て
て秀逸なシーンでしたね。ストーリー的にはどうしても必要な
シーンのようには思えなかったけど、ハイテンションなシーンの
連続の合間にふっとこのシーンが入ることによって緩急が付いて
より効果的になってるのね。植木さんの代わりになる役者さんが
思い付かないから植木さんに出て頂けて良かったなと切に思いま
した。

植木さんも素晴らしかったけど伊東四朗さんがまたイイんだ。
阿部さんと堤さんのハイテンションの戦いの合間に絶妙なバラン
スで絡んでくるところがストーリーをグッと締めてくれているの
です。笑いが判っている役者さんだから大人の正論を押し通す中
にイイ感じで笑える間を入れてくるところがツボでした。こうい
うベテランの役者さんが入ることによってクオリティが上がる
ことを実感しました。

疾走感全開の今作品ですが最後はホロッとくるけど最後の最後で
また笑わされて、見終わって何も残らない爽快な娯楽作品になっ
てました。上映終了後、パンフを買ってウキウキ気分で外に出た
ら暑さと人混みにイラっときて即行駐車場に直行し車で帰宅。
車中で思い返してみたら展開に強引さを感じる箇所が多々あった
ことに気付いたけど面白かったから地元の映画館であと2回は見よ
うと思いました。あとDVDが出たら即買いだぜっ!頭の中を空っぽ
にしたい方にオススメの映画『舞妓Haaaan!!!』。今日から公開
どす。

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