『羊と兵隊』@本多劇場。
今日は『羊と兵隊』の東京楽日を観に下北に行った。浅草
歌舞伎以外は観る気がなかった獅童くんが出る公演だった
けど、そろそろ離婚してるかも!?と思って獲った『トゥーラン
ドッド』の楽日はFブラの札幌公演の翌日とカブってて結局は
ヤ○オクで売ってしまったので、その罪滅ぼしと離婚の御祝儀
で今公演は観てみようと思ったのでした。

ポツポツと空席があったり、当日券のパイプ椅子席が前方通路の
1列のみだったりと楽日なのにな〜と若干の不安を抱きつつ開演
となりました。

う〜ん…難しくてよく解らなかった。たぶん何回観ても理解出来
ないと思った。抽象的な台詞で感情をぶつけ合う感じに入り込め]
なかった。獅童くんにとっての新境地っちゃ新境地なんだろう
けど個人的に好んで観る作品とは全く違ってたんで若干退屈して
しまいました。睡魔に襲われてる客がかなりいらっしゃったので
私だけが退屈してないと思われましたが。

なんで顔を白く塗ってる人がいるのか?
なんで田畑智子さんのアイメイクが濃いのか?
なんで衣装が汚れた感じになってるのか?
なんで汚れてない衣装の人がいるのか?
数々のシュールな演出が全く理解出来なかったんですけど〜。

ただ獅童くんが好きになった頃のような金髪のソフトモヒカンっ
ぽい髪型で容姿がかなりストライクなのでドキドキして集中力を
保てたのが幸いして睡魔には襲われませんでしたが、ちっとも話
は理解出来ずに進んでいました。休憩時間に入るタイミングも
全く理解出来なかったしね。

戦争モノの話なんですが、その戦場に送り込む兵士を抱えた家族
の悲劇の物語が地味に進むわけです。男性は兵隊になる人と兵役
を逃れる人がいて、女性は夢を叶える人と夢を持てない人がいる
っていうことを説いていた気がしたんだけど、基本単純な思考の
私なので何故そういう流れになるのかが疑問でした。

後半になり更に疑問符が多くなって「ここで終わったら失笑なん
ですけど〜!」と思ったタイミングで終演でした。オチはどこ
でしたかね!?完全に消化不良です。

それでも数回のカーテンコールで徐々に盛り上がる場内の雰囲気
が心地良くてちょっと感動していると獅童くんが出てきて涙声で
挨拶してくれました。「小学生の時に母に連れられて本多劇場に
来て、いつか歌舞伎じゃない公演をここで演るのが夢だった」的
な発言をしてて思わず涙腺が緩みました。本多劇場で獅童くんが
観れるのはホントに楽しみだったのに作品が正直イマイチだった
けど本人が感動してるわけだから色んな意味で同調して泣いて
あげないと…って思っちゃったんだよね。

ホントにバカがつくほどピュアな人なんです。だから好きになっ
たんだけど、急に環境が変わって浮き足立った末に悪いオンナに
引っ掛かって跡継ぎを獲られるというダサダサな感じも嫌いじゃ
ないんだよね。だから敢えて今は距離を置いておこうかなと。

って妄想してる感じがキモかったらゴメン。とにかく下北で獅童
くんが観れたのは個人的には財産でしたとさ。

コメント

nophoto
ホワイ
2008年8月1日20:31

今日京都南座にて羊と兵隊観ました。やはり隣席の女性も気持ちよさそうに居眠ってました。私は睡魔には襲われなくも、難解な芝居の内容に付いていこうと努めながら失速していきました。自分の失速感に不思議な満足を覚えたりして。置いてきぼりをくったことにそんなに無念さを覚えさせない舞台だったといえる。

○○まにあ
○○まにあ
2008年8月3日1:06

私も演出家にとっては万感の舞台だったと思います。そこが狙いだったと思わないと観に行った客は救われませんもの。南座
は行ってみたいハコなんで羨ましいです。

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