デーモン小暮の邦楽維新Collaboration『富士・雨待ちの月』@富士市文化会館ロゼシアター。
デーモン小暮の邦楽維新Collaboration『富士・雨待ちの月』@富士市文化会館ロゼシアター。
デーモン小暮の邦楽維新Collaboration『富士・雨待ちの月』@富士市文化会館ロゼシアター。
東京駅付近で信者仲魔の幸さんをピックアップして一路富士に
向かいました。天気予報では午後には雨が上がると言っていた
のに降ってるや~ん…昨日せっせと愛車を磨いたのに。出掛け
に母から「今年も富士山見れないんじゃない?」とチクリと
言われてイラっとしたり、ホントに雨じゃ困るんですけど~。

東名に入ってからも雨は止むことはなく半ば諦め気味に車を
走らせていると富士I.C手前で晴れてきました!奇跡だ~!!
更に富士I.Cを降りてすぐに富士山がドッカ~ンと見えて
テンションMAXでした。こんなに近くで見えるんだね…昨年
来た時は1mmも豪雨で見れなかったから凄く感動しました。
西富士バイパスを走ってみたんだけどずっと富士山が見えて
「富士山が着いて来るよ~!」と妙にはしゃいでみたりして
流石は日本一の山ですわね。

富士山本宮浅間大社に行きまして軽く観光気分になりました。
その後、近くの「お宮横丁」に行って‘富士宮やきそば学会’
の焼きそばを食べて、設置してある富士山の湧水を飲んで
食の方も堪能致しました。ソフトクリームも食べたかったん
だけど寒くて断念。次に来る時にリベンジするか!って次が
あるのか分かりませんが。

一瞬、本来の目的を忘れ掛けましたが我に返って富士宮から富士に移動しました。
昨年も通った道なので何の問題もなくロゼシアターの駐車場に到着。ロゼシアター
の入る建物からも富士山がキレイに見えてかなりの衝撃でした。こんなに近くでも
見れたんですね…昨年来た時には全く気付かなかったよ。この後、日が暮れたら
見えなくなってしまうので名残惜しい気持ちでしばし富士山を眺めておりました。

富士山の余韻に浸りつつ会場入りするとほぼ満席でビックリ!これじゃ来年も演る
可能性大だなと実感しました。来年こそはマジでソフトクリームリベンジするぞ!!
って地味な宣言はどうでもいいんですけどね。いざ開演。いつものように邦楽の
古典からスタートということで富士市出身の外山香さんの筝の演奏が始まりまし
た。ハープを聴いているかのような繊細な音色の細かな旋律に引き込まれてしまい
ました。その反面、次の薩摩琵琶の友吉鶴心氏+尺八の三橋貴風先生の演奏は曲と
いうより唸りの掛け合いみたいな感じで全然集中出来なくて何度も気を失い掛けま
した。たぶん凄い演奏なんだということは想像出来たんだけど凡人には全く解から
なくてゴメンナサイ…。

閣下が登場されて横浜の時と同じ麻呂みたいな戦闘服で相変わらずプリティでござ
いました。朗読は橋本治さんの『雨―入鹿誅殺』。いわゆる「大化改新」のお話で
中大兄皇子による蘇我入鹿の誅殺場面がメインになっているので眠気も吹っ飛ぶ位
に面白かったです。雨の中で入鹿に切りかかる場面は照明も音楽も朗読も絶妙で
ゾクゾクしました。残虐な話っちゃあ話だけど『春琴抄』程の恐怖がなかったのも
幸いしましたね。雨がキーポイントになってたから道中が雨だったのかな!?と思っ
たりもしましたが。いやあ~久々に素敵な新作の朗読で良かったです。

休憩を挟み2部に突入。キーボードでバンマスの松崎様とドラムスの湯澤さん、ベ
ースの石川さんの黒船バンドが登場して何となく気持ちが落ち着いてほんわかした
気分になりました。湯澤さんは髪伸びましたね…お元気そうで何よりですぅ。
客席の中から閣下が登場し♪HAGAKUREをお歌いになられました。紫地のロングベス
トっぽい戦闘服にブーツを合わせていらして、とっても細身に見えてカッコ良かっ
たです。二の腕とチラリと見える内腿にメロメロでございました。

閣下が一旦ハケて、ジョージ紫さんの♪沖に沈むの演奏になりました。何度か聴い
たことのある曲ですがオリジナルと同じ布陣での演奏ということで興味深かった
です。続いて友吉さんが加わり♪夕霧左大将道行を演奏されたのですが、これも
何度も聴いてますが三橋先生の尺八のフレーズが実はキングクリムゾンの曲から
パクってるっていう話をしてくれまして更に興味深かったです。堂々とパクっても
邦楽器で演奏すると全く別モノの印象を受けるわけで、邦楽器の奥深さをまた認識
した気がしました。その後も尺八や筝、薩摩琵琶は何度も出ているけど新しい知識
を植え付けてくれる楽しいトークで盛り上がりました。これこそが『邦楽維新』の
醍醐味ですわね。

余談トークも飛び出し、閣下は新幹線で本日富士に来ることになっていて乗るべき
駅に40分前に着いてしまい色々と時間潰しをしていたんだけど最終的に乗るべき
ホームを間違ってしまって本来乗るべき新幹線に乗りそびれてしまったとか。そん
なにスキのあるお方でしたっけ~!?ちょっとだけガッカリですぅ。でも現在どれ
だけ超忙しい日々を送っているのかが想像出来て御苦労様ですぅ…と思いました。
『三文オペラ』はもうすぐですものね。

一通りのトークを終え、閣下の新作『GIRLS’ROCK~Tiara~』から山口百恵さんの
♪絶対絶命の歌唱となりました。幸さんとも来る道中で話してたんだけど「♪絶対
絶命の歌詞って不倫の話で10代の百恵ちゃんが歌ってたのって今から考えると凄い
ことだよね!?」って感じで改めて聴いてもディープな歌詞を淡々と歌っていた百恵
さんってあっぱれ!と思いました。閣下もあっぱれでして初めて人前で歌ったのに
歌詞を全く間違わなかったとかで「10年に1回あるかないかのことだ…」と大爆笑
しておられました。貴重な体験が出来て良かったです。

本編ラストはディープ・パープルの♪Smoke on the Waterでした。これも何度も
聴いてるけど友吉さんが御出演の時は♪Smoke on the Waterが多いですね。薩摩
琵琶が非常に利いてるアレンジだから何度聴いても飽きなくていいです。

大盛り上がりのままアンコールに突入。今年で『邦楽維新』は初演から10周年を
迎えるということで「12月に今までの出演者を集めて青山劇場でやりたいな!」と
いう野望が三橋先生から明かされました。閣下から「今からそんなに大風呂敷を
広げて大丈夫ですか?」と冷静なツッコミを入れられてたから決定ではないにしろ
楽しみになってきました。是非またレオさま(レナード衛藤さん)との共演を望み
ますわ。『邦楽維新』がきっかけでレオさまにのめり込んだ時期もあったけど最近
はアイテムが増え過ぎて全然逢いに行けてないので一石二鳥をお願いしたいもの
です…レオさまのスケジュールが空いてるといいんですけどね。

いつもの♪Blue Mountainの変形版の♪Mount Fujiの演奏で無事終演。休憩を挟み
つつも3時間強の公演時間は実に濃厚で、わざわざ来た甲斐がありました。ホント
に楽しいひと時でした。終演後は東名をぶっ飛ばしました。行きよりも早く東京駅
付近に到着。幸さんを降ろして帰宅する道中に幸さんからメールが届き「助手席
後ろにワインを置いてあります」と粋なことをされちゃって思わずニヤリ…こう
いう心憎いことをサラリと出来てしまうのが幸さんの好きなところでもあるんです
けどね。また一緒に閣下に癒されに行きましょう。

無事に久々のロングドライブから帰宅。また来年も富士市に行きそうな気がする
のでソフトクリーム以外の別の目標を見付けてレジャー感覚で参上したいと思いま
す。今度は魚貝系で攻めちゃおうかしら?あ~楽しみ、楽しみ。






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コメント

nophoto
Saeed
2015年12月19日6:41

Stay with this guys, you’re hepnlig a lot of people.

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