らくだ工務店『黄色い湯気』@シアター711。
今日は愛しのキ○ガイ役者・清水宏さんが客演される芝居を観に下北
に行きました。出演されることを知った時には既にチケットは発売後
で、慌てて調べたらほぼ全日程良席が残っていて「あわよくば終演後
に御挨拶があるかも!?」と淡い期待を抱いて本日の千秋楽を選んだの
でした。というわけで日曜日の昼間の下北に来たのなんていつ以来
だろう?もう少し早めに来てプラプラすれば良かったな…とちょっと
後悔したりして。

初めて訪れるシアター711を調べたらスズナリの隣りらしいんだけど全く記憶に
なくて半信半疑でスズナリまで来たらデカデカと看板が出ていて苦笑しました。
完全に盲点だったわ…スズナリより線路側に行くことがないからな~。とりあえず
入口でチケットをもぎってもらって階段を昇って座席に進むと意外な程に快適な
シートにビックリ。規模からいったらパイプ椅子レベルだと思われるのに、ゆった
りとした肘掛付きですもん。流石に最前はベンチシートで端っこにパイプ椅子の
仮設席が設けてあったけど、なかなか好感触のハコでございました。開演を待って
いるとケラさんが来場されてちょっとテンションが上がりました。心の中で「カフ
カ良かったです!」と唱えておきました。

いざ開演。銭湯の共用スペース風のセットで展開していくお話でした。清水さんの
他には林和義さんが出演されていて、私が観劇をするようになったきっかけが林
さんが所属されていた‘パラノイア百貨店’の芝居だったから久々の生・林さんに
どこか懐かしさを感じていました。あんなにオドロオドロシイ感じだったのに50歳
のさえない銭湯のオヤジを演じてる姿に月日の流れを感じざるを得なかったです。
あとは松本紀保さんが出演されてまして「良い遺伝子は全て松たか子に流れる為に
温存したんだろうね…」と思ってしまう位に全体的にクシャっとした仕上がりに
なってました。ザンネンです…。

清水さんはずっと紀保さんを想い続けている不器用な売れない芸人役で、色恋を
演じる役をほとんど観たことがなかったから妙にドキドキして違和感を覚えました
ね…芸人ってことで風俗好きの趣味があるという設定だったんだけどイメージに
ないから台詞がとても軽く聞こえました。まあ清水さんを初見の客なら「そういう
役なんだろうな」と素直に観れる位の素晴らしい演技だと客観的には思えました
ので私が病んでるだけですけどね。

銭湯ということで話の流れから下半身をバスタオルで巻いた姿で登場するシーンが
あって、決してメタボではないのだけれど長年のバイト生活で培われた胸筋や背筋
や上腕筋の発達に比べてタプッとした腹回りが非常に愛おしい感じがするわけです
よ。若手の役者さんの全裸姿(バレたら捕まると思う)のシーンもありましたけど
それ以上に清水さんの半裸姿でいろいろと地味に妄想させて頂きました…ご馳走様
ですぅ。

印象的なシーンや笑えるシーンや言葉遊びのような台詞が要所要所で散りばめられ
ていたので間延びする感じはなかったけど展開が安易というかオチが読めたのが
勿体無かったかな。「まさかここで終わらないよね?」と思ったところで終演だっ
たし、今回で17回公演だそうですが「17回も演ってて未だにこのキャパかよ!?」と
思ってしまってゴメンナサイ。それなりに楽しめたのに何か腑に落ちない感じが
あるのよね。

楽日なのにあっさりとしたカーテンコールで「えっ!?」と思いつつ、アンケートを
記入して会場を後にしようと階段を降りていると耳馴染みのある声が階下から聴こ
えてきてドキッ!またもや終演後恒例の出口攻撃の清水さんでございました。せっ
せと次公演のチラシを配っておられました。既に次公演の最前列のチケットをGET
している私としては「もう分かったよ…」と思ってしまって「あ~有難うございま
す…」と軽く受け流してました。冷静に思えば、まだハケてないことは明白だから
激励しないといけなかったのにね。ホントに細かなイベントにちょくちょく出てる
みたいで完全に把握出来なくなってるんで頑張って追っ掛けなくっちゃね!

ってなわけで何だかんだ言っても生・清水さんにお逢い出来て嬉しゅうございまし
たとさ。


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