三ツ星キッチン『Musical Ristorante』＠シアターサンモール。

今日は東山さんが出演される公演を観に新宿に行きました。もう
焦るのが嫌だったので仕事の予定を切り上げて早めに家を出た
ので楽勝で到着。久々にサンモールに来たけど相変わらず観難い
感じが気になりつつも、いざ開演。

前説の段階で新参者としては乗り遅れてる感があって心が若干
頑なになりました。年齢を重ねる毎に妙に臆病になるっていうか
他の人が知ってるのに私は知らないっていう空気に耐えられないの
よね…。防衛本能が働いて全然受け入れる気持ちがないまま観始め
ました。

東山さんはつい先日までD☆D公演のさなかだったし、来年の公演の
稽古が始まっている中でストレートプレイの今作は大した役じゃない
だろうと思ってたんだけど結構キーになる役で見応えがありました。死んじゃった
設定なんで台詞は少なくて表情で演じてたり数曲歌ったり突然踊りだしたりと段取
りだけ覚えれば充分務まる役で合点がいきました。役としてはオイシイ感じだった
ので出演した甲斐はあったのではないでしょうか!?

東山さんをオイシイ感じで料理して下さっていたので段々とガードが下がっていっ
てクスっと笑える回数が増えていきました。良く言えば「解かりやすい」、悪く
言えば「先が読める」ストーリーだったのですが、ミュージカルという要素が乗っ
かってることでイチイチ歌唱シーンの歌の上手さで奥行きが増してチャラになって
た気がしました。演者さんが創作した作品っぽいんだよね…軽くでいいのでヒネリ
があったらもっと良かったと思いましたけども。

それでも東山さんの柔和な表情のバリエーションに悩殺されたし、妹役の女優さん
を後ろからハグしたり頭をなでたりする姿に「私もされた～い!」とジェラったり
と全く睡魔に襲われることなく2時間強集中力を保つことが出来ました。カーテン
コールの時に皆での歌唱シーンで所々歌詞が危うい東山さんにニヤニヤしてしまい
ましたけども…適当に力抜いてて反って良かったな。

『レ・ミゼ』での共演から広がった話だったみたいで、パンフに書かれた出逢いの
きっかけも興味深かったし、駒田一さんのポジションがいいな～と思っていたので
『レ・ミゼ』出演の意義を改めて感じましたね。正直、もう『レ・ミゼ』に出なく
ていいんですけど～!

物販の宣伝が中心の長めのカーテンコールを経て終演。結構笑わされて術中にハマ
ってしまった感じです。気付けばパンフを購入してました…恐るべし。
たぶん今日で個人的には見納めなので楽日まで頑張って欲しいものですわ。