『琵琶絵巻』@忍野村民ふれあいホール。
『琵琶絵巻』@忍野村民ふれあいホール。
『琵琶絵巻』@忍野村民ふれあいホール。
今日は閣下が出演される公演を観に山梨県忍野村に行きました。
信者仲魔のゆきさんは先約があって参加出来ない為、久々に
一人でのロングドライブでございます。中央道は順調だったん
だけど、一人の気楽さからか出発予定時間を30分過ぎて家を
出たのと首都高が予想外に渋滞していたので13時過ぎに会場に
到着して場所を確認すると既に客が並んでいて「ご苦労さんな
事で…」と苦笑してしまいました。そのまま並ぶ気にもなれず、
でも忍野八海を観光するにも食事処でほうとうを食べるにしろ
時間的に中途半端で断念せざるを得ない状況で、仕方なく持参
したパンを食べながら愛車で軽く近辺を流して雰囲気だけ味わ
っておきました。

開場時間の30分前に戻って来て並ぶと前の方は信者さん達が
占めてましたが、私のすぐ前は地元のおばあちゃんのグループ
だったりして「指定席にしてくれれば老人達を早くから並ばせ
なくてもいいのに…」と思ってしまいました。以前に甲府で
あった公演もそうだったけど何故か自由席にしたがるよね…
地元の人間の年齢層を考えようよ!この並ぶ時間がなかったら
外から来た人間も観光出来るのにさ。

気付けば開場時間前には長蛇の列が出来ていました。入場の際にまさかの土足
厳禁には驚きましたが、制服を着た中学生が甲斐甲斐しくチケットをもぎって
くれたりスリッパを足元に置いてくれたり靴を入れる袋を配ってくれたりして
微笑ましかったです。中々の手作り感に好感が持てたのですが若干の曖昧さも
露呈して会場入りの時にガツガツした信者さん達がピリっとしてたのが残念でし
た。良席をGETしたいから早くから並んでるんで順番を曖昧にされたらコワイん
ですよ、気を付けて!

個人的にはそんなにガツガツした気持ちはなかったんだけど流れに身を任せたら
最前列に座ってました。あざ~っす!いざ開演。まずは忍野村文化振興協会の
会長さんの御挨拶から始まりました。忍野村はかなり文化的な活動に力を入れて
いらっしゃる事がよく分かりました。

続いて薩摩琵琶奏者の友吉鶴心氏の「城壁のハムレット」が披露され、そのまま
琵琶音楽の解説のお話があって、「双調 平家物語栄花の巻より《雨~刺客》」
の朗読に流れて閣下が登場されました。白鵬関の反物をモチーフにしたチャイナ
風の戦闘服姿で相変わらずステキでございました。若干リバウンドしてる感は
否めませんでしたが再々集結に向けてまた絞るだろうから今は気付かないふりを
しときます。

この演目は以前に聴いたことがあるので集中力が切れずに観る事が出来ました。
その分、閣下が噛む度に気になったりはしましたけど、鼓の望月左太寿郎さんの
小気味良い演奏に効果的な照明などで段々と気にならなくなってましたけどね。

その後はお三人さんの…というかほとんど閣下と友吉氏のトークが延々と繰り
広げられました。友吉さんが今日到着して富士山を見て感激してたら迎えに来た
地元の人に「今日は春霞ですね」と一蹴されたって話をしていて、私もそうだっ
たけど普段こんなに近くで富士山を見ることがないから単純に「ゴイス!」って
思ってしまったけど、毎日毎日間近で富士山を見ている人にとっては本当に素晴
らしい姿を知ってるから「こんなのは序の口ですよ」ってことなんだよね。それ
は芸の道でも一緒でレベルの高い芸を見続けていれば真の芸を見極められると
いうことに通じるというようなテーマで相撲だったり伝統芸能だったりに置き
換えてどんどん話が転がっていきました。

TV番組で‘実力派シンガー’と称されたアーティストの歌を聴いていて「どこが
実力派なんだよ~!」と閣下が画面越しに憤りを感じていると、その番組に出て
いた和田アキ子さんがそのアーティストを褒めていて「あなた程の力量がある
シンガーがそんなレベルの人を褒めちゃダメでしょ!!」って思ったっていう話
は興味深かったな…アッコさんって妙に辛口な時と妙に空気をよむ時があって
そのさじ加減が実は天然だったりするのかな!?って思う瞬間があったので素直に
ダメ出ししてもらいたいと思いますけどね。

美学とか本質とかホントに最近の出来事に欠けている要素を指摘するような一見
場当たり的ながら深い話が続いて身が引き締まる思いがしました。朝青龍問題も
表面化してるのはうすっぺらなことで日本相撲協会に残れない外国人力士の存在
と弊害の話は国技を揺るがす問題に発展し兼ねないらしいので心配ですよ。気付
かなかったら何でもないことでも気付いちゃったら何とかしないといけないの
です。鈍感な人間で居たらどんなに楽勝なんでしょうね!?

時間を気にしながらようやく♪HAGAKULE(葉隠れ)~A Spirit of Samurai~
の歌唱となり、やっぱり歌っている閣下は素晴らしいと実感しつつ本編が終了。
‘お楽しみ’と称したアンコールになり山梨県出身の俳人である飯田蛇笏・龍太
親子の句をランダムで選んで即興で演じるという新しい試みに内心ドキドキもの
でしたけど微妙なハズレもありつつ最後は大盛り上がりで終演。個人的には中盤
の聖書うんぬん辺りで終わったら良かったんですけどね。

会場を後にして途中の食事処で念願のほうとうを頂きました。野菜満載でウマ
ウマでございました~。山梨県で友吉さんが活動なさっている限り、また閣下が
駆り出される事は必須なので次は観光したいと思ってます。

帰りは予想通り大渋滞で行きよりも1時間強掛かってしまいましたが無事に帰宅
しました。わざわざ忍野村まで行った甲斐がある位に楽しかったのですがホント
に次回は指定席にして下さいませね。忍野八海はAD時代に会社の慰安旅行で行っ
たことがあるはずなのに全く記憶がなかったので行っとかなきゃダメみたいなの
でね~!

コメント

nophoto
みずいろ
2010年3月17日21:50

別にガツガツしていたわけではないんですけどね。そういう表現のされ方は、少し不愉快です。
あれは全く会場側の不手際だと思いますよ。
先着順の意味がなかったわけですから。

○○まにあ
2010年3月18日1:36

>みずいろさま。
 不愉快な思いをされたのでしたら失礼致しました。

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