『琵琶絵巻』@船橋市民文化創造館・きららホール。
船橋駅の改札で信者仲魔のゆきさんと直江嬢と落ち合い、船橋市民
文化創造館に移動。既にロビーには沢山のお客さんが集まっていま
した。整理番号順に入場しての自由席なので若干面倒なんですが
適当な感じで下手ブロックの席をチョイスして開演まで近況などを
お喋りしていました。節電の為にエレベーターが間引かれていたり
オフィスの照明が落とされていたり色々とどこも大変らしいです。

そうこうしていると開演。最初は薩摩琵琶の友吉鶴心さんと小皷の
望月左太寿郎さんによる♪羽衣の演奏からでした。気付けば前の席
の人が座高一の人で「げっ…」と思ったんだけど上手い具合に隙間を見付けて何
とか友吉さんだけは観れたので美しい薩摩琵琶のフォルムと絶妙なバチさばきを
堪能させて頂きました。

暗転して後方でザワザワし始めたので何気に振り返ると暗がりの客席の中に閣下の
お姿があってテンションが一気に上がりました。「芳一~!芳一~!!」と呼びなが
ら客席を練り歩き、ステージ上の椅子に着席すると『耳なし芳一』の朗読が始まり
ました。幸いにも閣下は下手側に座られたのでほぼ正面で大変有難かったです。
それにしても友吉さん×閣下の『耳なし芳一』を聴くのは何度目でしょうか…芳一
が耳をもぎられてしまうところしか記憶にないんだけど。『春琴抄』で佐助が針で
目を突く場面と同じ位に嫌な気持ちがするからなんですけどね。

そんなわけで何度も聴いた話なんですが「あ~そうだった、そうだった」と記憶を
辿るような感じで聴いていたのでそれなりにドキドキ、ワクワク出来て楽しかった
です。いつの回だったか忘れましたが閣下が‘赤間が関’を何度も噛んでいて、
最初の方こそ苦笑してたけど最後の方で「をいをい、大丈夫か!?」と思ったことが
あったのがウソのように今日はスラスラと‘赤間が関’と言っていたので一安心
でした。

その後は友吉さんと閣下のトークコーナーになったのですが、友吉さんの話が巡り
巡って結局オチがないという時間だけが無駄に過ぎていくループにハマってしまっ
て、ツッコミたいけどツッコミを入れるポイントが掴めなくて困惑気味の閣下に
かなり萌えました。段々と客もポカ~ンとし始めている空気を察知した閣下が友吉
さんに「こういうことを言いたいわけ?」みたいな説明をしてくれたりと気配り
悪魔具合が垣間見れる場面が何度もあったし、基本的に「ホントにいい悪魔なん
だな…」としみじみ思ってしまいました。

それでも軽く大震災の話に触れてみたり、日本文化の良さや奥深さの話になったり
と興味深い話を沢山聴かせて下さって感心したり大笑いしたりと非常に楽しめまし
た。そんな中、「薩摩琵琶は語りが中心で琵琶を弾くのは物語の句読点とか( )
や『 』を表現している」という友吉さんの話から閣下が「我輩が歌っている曲の
伴奏をしている時は句読点とか( )や『 』と思いながら演奏してるの?」と
言い出して一笑いあったところで「自分でも歌っているつもりで閣下の呼吸や間合
いや気持ちを感じてそれに合わせて演奏している」というようなことを友吉さんが
おっしゃいました。

それに対して閣下が「変なこと言っていい?…S○Xみたいだね」と言った途端に客席
がビックリする位に引いてたのに苦笑しました。本悪魔的にはもうすっかり忘れて
るのかも知れませんが信者的にはオンナで失敗してる件はデリケートな問題なので
あからさまな下系の話題は未だに笑えないから乗っかれないのよね。不穏な空気を
察した閣下は次が歌モノコーナーということで流れ的に失敗したみたいな言い訳を
してましたが確実にアナタの口から出た‘S○X’発言が失敗の原因ですから~!ザン
ネン!!…って古っ。

ということで歌モノコーナーは♪HAGAKULE~A Spirit of Samurai~でした。
薩摩琵琶と大皷だけでこんなにも迫力が出るもんなんだなと実感させられた演奏の
厚みに閣下の朗々とした歌唱がマッチしてホントに聴き入ってしまいました。やっ
ぱり歌ってる閣下はたまらんです。歌唱終わりで流れが流れだっただけに閣下が
「ここ最近一番集中して歌えたかも知れない…」とポツリと言った一言に会場は
大爆笑で何となくイイ感じの空気に戻ったのが結果オーライってとこでしょうか。

そのまま閣下はハケていき、ラストは友吉さんと望月さんで船橋にまつわる一節を
披露されました。しっとりした終わり方にようやく冷静になれたので「あの‘S○
X’発言はないよね~!」と3人で悪態をつきながら会場を後にしました…やっぱり
あの問題は根深いのです。

帰りの電車の中で「客席にオバちゃんが多くなかった?」という問い掛けをして
みたらあまり賛同は得られなかったんだけど、最近参加してるイベントの客の笑い
声がババア化してるのが気になっていて、外見は無理でも内面だけは老けないよう
にしていたいと思っているんで笑い声はどんなタイミングで老いるのかなと興味が
あるのです。笑い声が老けたらたぶん観念するかも知れないしね…あんなにガサツ
に笑えるようになれたらある意味開放感を感じると思うんだなあ。

でもまだ完全にオバちゃんになれない自分が居るので無理してるな~と思われない
程度にあがいてみようと思った1日でしたとさ。



コメント

nophoto
Coralee
2011年9月30日2:49

You’re on top of the game. Thanks for srahing.

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