森山直太朗劇場公演『とある物語』@東京グローブ座。
東京公演の初日である5日に観て、本日の追加公演で2回目となる
『とある物語』でございます。初日は3階席の最後尾という席で
前傾姿勢になってもステージの1/3が全く観えないという状況で
「劇場の設計者出て来~い!」と苛立ちの気持ちで一杯でした。
でも愛しのキ○ガイ役者・清水宏目当てのファンには相当衝撃的
な内容でドキドキが止まらなかったから納得はして劇場を後に
したんですけどね。だから予約していた本日のチケットを昨日
発券してみたら1階席の一桁列だったのにビックリしつつも期待
感一杯で会場入りしました。

まずセットの全体像が観れて納得しましたし、生演奏のミュージシャンの皆さんの
存在を実感出来て良かったです。開演してからも役者の姿が観えないから聴こえて
くる台詞だけで動きを想像してた場面をちゃんと観ることが出来てストーリーに
集中出来ましたし、今日来れてホント良かったわ。改めて1階席の最前と3階席の
最後尾の席を同じ金額で売るのはどうかと思ったけど。

内容としては森山直太朗さんが主演のお芝居で場面場面のキーになるところで歌唱
シーンが入ってくるんだけど、ソロで歌うシーンはゾクッとくる位めっちゃ上手い
し耳障りが非常に良いのです。そんな直太朗さんと清水さんがハモったりラップを
歌ったりダンスをしたりするんですよ!衝撃的だったなあ…こんなにもアンダー
グラウンドの人がサラブレッドと同じ舞台に立っているなんてね。でも全く臆する
ことなく清水さんは清水さんのままで演じていて感心してしまいました。ブログ
にも年下の直太朗さんをリスペクトしてる記述が多くて大人の気遣いをしながら
自分の役割を理解してる感じがたまらないっすわ。またひとつ清水さんのゴイスな
ところを見付けてしまった気がしました。

もちろん直太朗さんも予想以上に演技が自然だったし、歌もダンスも見事にこなし
ていて素晴らしかったです。若干笑いが獲れるシーンの台詞回しのフリが弱いので
客が笑って良いシーンなのか戸惑ってたのが残念でしたけど。直太朗さんは笑いが
分かってる人そうだから笑える場面がもっと作れた気がしました。全体的にはファ
ンタジーが溢れていて直太朗さんのイメージっぽくて良かったんじゃないでしょう
か。

更に飄々とした感じの鶴田真由さんと斉木しげるさんの独特な雰囲気も面白かった
し名前と実物のイメージがかけ離れ過ぎの点子さんの透明感も興味深かったです。
点子さんの手首に清水さんが布を巻いてあげるシーンにちょっとだけジェラった
けどね~。

オチがふわっとした感じなのも御愛嬌な範囲で出演者の仲が良さそうなのが自然と
伝わってくるカーテンコールを経て東京公演が終了しました。この後は横浜→大阪→
名古屋→福岡と周るようなので楽しい遠征になることを祈りつつ会場を後にしまし
た。清水さんにも各地で大いに暴れてきて欲しいものです。

余談ですがグローブ座に来るのはカンコンキンで年に1回だと思ってたのに今年は
3回も来ちゃったよ。お陰で道を覚えたので来年からはすんなり来れることでしょ
う。


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