DANCE ACT『ニジンスキー~神に愛された孤高の天才バレエダンサー~』@天王洲銀河劇場。
24日が初見で、昨日はいつもD☆Dのディナーショーにお付き合い
頂いているお姉さんと観て、本日が千秋楽の『ニジンスキー』の
再演でございます。3月末まで演っていた『ちぬの誓い』からほぼ
休みなしで『ニジンスキー』のお稽古に突入していた東山さん
だったので一目で身体がシャープになっているのに気付きました。
ホントに頑張ってらっしゃる姿に感動致しましたわ。

実際の人物であるニジンスキーを題材にしている作品なので全体的に重苦しい
雰囲気が続くので、初演の時は正直あんまり好みの内容ではないなと感じていま
した。再演の初見の時もやっぱり好みではないなと思ったけど、昨日と今日と回
を重ねるとそれぞれのキャストの想いが理解出来てきてグッとくるものがありま
した。登場人物の回想シーンが多々出てきて、年代も飛んだり戻ったりして構成
が難しいわけで、1回観ただけでは理解出来ないです。昨日の終演後の女性キャ
ストによるアフタートークショーでも演じてる皆さんが初演の時には構成が理解
出来てないままだったとおっしゃっていて、再演でより役に近付けたとのこと
だったので観ている方の理解力が増したのも当然のことかも知れませんね。

ニジンスキーがバレエダンサーとして絶頂だった頃のシーンは東山さんがそれは
それは美しくてウットリしちゃうんだけど、精神を病んだシーンは表情も虚ろで
ホントに重くて耐えられない気分になるのです。演じてる方も相当な負担だと
思われますよ。だからラストの死後の世界でのシーンで優しかったり、イタズラ
っ子だったり、甘えん坊だったりの笑顔が効いてくるんですね。結局、ニジン
スキーは人たらしだったんだってことがストレートに響きました。

ただ最後まで納得いかなかったのは東山さん演じるニジンスキーの兄役がD☆D
の泰右くんで妹役が安寿ミラさんだったことかな。実年齢を考えてはいけないん
だろうけど違和感を払拭出来ませんでした。まあ時空を乗り越えた内容だった
から計算だったのも知れないけど…計算が理解出来なくて申し訳ないっ!

終演後、カーテンコールで東山さんの御挨拶があって再々演の可能性を口にした
のに手応えを感じていることを実感して嬉しくなりました。まあ別の偉人の演目
にチャレンジするのも良いかもね!?この手のシリーズ化はウエルカムです。東山
さんを通じて新しい世界を広げて頂けてるので出逢えて良かったですわ。




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